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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級経営戦略 令和2年前期34問目

問題

問題34 M.E.ポーターによる基本戦略に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

ア.「コスト・リーダーシップ」とは、競合他社より低い単価コストによって生産・販売が可能な能力を追求し、同一の品質の製品やサービスをより低い価格で販売して大きな販売量を獲得する、あるいは同じ価格で販売する場合には、より高い利益の獲得を目指す戦略である。
イ.経済活動の規模を大きくすることによって経済性が得られることを経験曲線効果という。
ウ.化粧品や消費者向け医薬品のように、製品が単なる物理的機能を提供するというよりむしろ、心理的な消費者のニーズ・ウォンツあるいは用途に応えなければならない状況下において、「差別化」は有効な戦略といえる。
エ.「集中化」は、限られた資源を効果的かつ効率的に使用するために、競争の場を限定するという考え方に基づく。

令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略

解説

正解:イ

標準テキスト第2版190-191ページに経験曲線効果に関する記載があります。以下、引用します。

コストの低減率は、製品の累積生産量が倍加するごとに通常10%から30%下がるのである。BCGは、これを測定し「経済効果(経験曲線効果)」という形で示した。

問題34は不適切なものを選ぶため、選択肢イが正解です。

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