2024年9月7日、2024年10月12日、2024年10月12日と計三回基本情報技術者試験に挑戦して不合格でした。ここでは勉強方法となぜこれだけ繰り返したかを書いています。
なぜ基本情報技術者試験に挑戦しようと思ったか
そもそもの始まりは情報セキュリティマネジメント試験に合格したところから始まります。
情報セキュリティマネジメント試験の前はITパスポートに合格しています。
どちらもそれほど苦労した記憶はありません。そして「ITを利活用者」としてはこの二つ以上の資格はなかったので、視線を変えて「情報処理技術者」としてどこまでできるか試してみようと思いました。
それが結果的には四回目で合格したとはいえ、三回も不合格になることになると、この時は思ってなかったです。
苦労した記憶の無いITパスポート試験と情報セキュリティマネジメント試験の話は過去に記事を書いています。
なぜこれだけ繰り返したか
ITパスポート試験と情報セキュリティマネジメント試験と同じノリで勉強したら基本情報技術者試験と応用情報技術者試験に合格できると思っていたからです。
基本情報技術者試験はCBTでいつでも受験できることに対し、応用情報技術者試験はCBTではありません。(2026年度からはCBTになりますが、当時はそのような情報は無かったです)
そこで、応用情報技術者試験の試験日から逆算して一ヶ月前に合格できればいいと考えていました。さらに、応用情報技術者試験の内容は基本情報技術者試験の内容も含みますので、短い期間で挑めば一石二鳥だと思っていたからです。
ただのIT利活用者で情報処理技術者でない身からするとかなりハードルの高いことをしていたと、試験の失敗を通じて思い知らされました。結果的には「一石二鳥」ではなく、「二兎を追う者は一兎をも得ず」になってしまいました。
試験の結果と勉強法の振り返り
科目Aは三回とも合格ラインの600点を超えましたが、科目Bは合格ラインを超えることはできなかったです。
科目Aの結果
科目Aは三回とも合格ラインを超えていました。655点→640点→620点と、回数が増えるごとに点数は下がっていますが、それでもなんとかなっていた感じです。点数が低い理由はシンプルに計算を捨てていたり、途中まで出来た感があった場合は見直ししないで試験を終えていたからです。
科目Bがプレッシャーになっていたというのもありますが、試験なんだからもうちょっと真剣にやれば良かったのにと、後になって思っています。
誤った勉強方法(科目A)
最初は書籍から始めたのですが、自分のレベルを過信して選ぶ書籍を間違えました。書籍は『令和06年 基本情報技術者 合格教本』を選んだのですが、ゼロからやる人には不向きです。ある程度分かっている人ならば見返すことで分かりやすいのかと思いますが、自分のレベルを過信した私にはまったく合わなかったです。そこで次に手を出したのはUdemyと過去問道場です。
【基本情報技術者試験 科目A】講座 基礎理論から経営戦略までの全範囲を網羅
分かりやすい解説で随分と助けられました。単元が多、時間も長いので全て見ることが大変ですが、得るものは確かにあります。主に通勤電車で見ていました、
基本情報技術者試験ドットコム 過去問道場
神サイトです。ただ残念なことに、動画を見ることを優先していたのでそれほど使っていなかったです。問題を解くたびに解説をしっかり読みさえすれば科目Aは攻略できると合格してからは思うのですが、この時はうまく活用できませんでした。
科目Bの結果
低い点数ながらも科目Aが合格ラインだったと言うことは、科目Bで合格ラインを超えられなかったということです。回を重ねるごとに点数は上下していました。455点→580点→515点という順番です。
問題文を見た段階で何かをつかめるなんてこともなく、どちらかというと拒否反応が出るレベルで何を問われているか分からず苦労しました。見直すにも時間が足りず、気がつけば試験は終わっていました。
誤った勉強方法(科目B)
最初は『令和06年 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』を使っていました。これで感覚を掴んで試験に挑んだのですが、感覚を掴んだ賭けだったので結果は不合格でした。
「科目Bは単純に繰り返したら合格できるもんじゃない」と思い、自分のレベルに合いそうな教材に切り替えないと合格はできないと感じました。そこで次に使ったのは『情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版』です。
この本ではトレースの大切さとトレースの方法が学べました。最初はトレースすら間違えていました。よくこれでろくにトレースせず一回目は試験に挑んだものだとちょっと自分が恥ずかしくなりました。
二周ほどして試験に挑んだのですが、結果20足らずの580点でした。試験中に紙を追加するほどトレースしていたのですが、あと一歩及ばなかったです。
この20点差というのが良くなかったです。トレース慣れしていないのが原因のはずなのに、「問題運が悪かっただけだ」と自分に都合良く考えてしまいました。結果、翌日の再挑戦では515点と大幅点数ダウンで試験を終えました。
その後の話
三回目の基本情報技術者試験不合格の後すぐに応用情報技術者試験に挑戦しています。当然の不合格ですが、午前はギリギリ合格ラインを超えていました。これはこれで後で勘違いの原因となるのですが、科目Aの重要性を感じました。
基本情報技術者試験は一年後の2025年9月14日に挑戦し、なんとか合格をもぎ取ることが出来ました。その話は以下に書きました。
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