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【試験資格勉強】G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL)2022#02に合格しました

令和4年7月2日にG検定(JDLA Deep Learning for GENERAL)2022#02に合格しました。以下は私の勉強法です。

勉強に使ったもの

勉強に使った教材は以下の書籍と通信教育です。

書籍

  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
  • 人工知能は人類を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
  • シン・ニホン AI×データ時代におけるニホンの再生と人材育成
  • この1冊で合格!ディープラーニングG(ジェネラリスト)検定 集中テキスト&問題集
  • ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[明瞭解析+良質問題]
  • 深層学習教科書 ディープランニングG検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版
  • 徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 徹底攻略シリーズ

読み終えた順番に紹介します。

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

読み終えたのは2020年11月8日とずいぶんと前になります。当時はG検定とは関係なしに読みました。

G検定では「東ロボくん」が関係します。他の本でも「東ロボくん」の話が出てきますが、私が受けた試験には「東ロボくん」は出てこなかったです。

『人工知能は人類を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』

読み終えたのは2022年5月4日です。この本を読む始めた日が勉強を開始した日です。推薦図書の一つです。紹介文に「事前知識のない人でも読みやすい本」と書かれていたので読みました。

『シン・ニホン AI×データ時代におけるニホンの再生と人材育成』

読み終えたのは2022年5月9日です。推薦図書の一つです。3つのスキルセットのあたりは会社の資料で似たような図を見ていたので、そのことが印象的でした。それはそれとして、G検定に直接役に立つようには思えません。読み物としては興味深かったです。

『この1冊で合格!ディープラーニングG(ジェネラリスト)検定 集中テキスト&問題集』

テキスト本の中で一番薄かったので手を取りました。読む以外にもページ下部にある簡単な○×問題や章末問題はしましたが、模擬試験はやりませんでした。

全体的に分かりやすいですが、一部はそうでないところもあり理解に苦労しました。『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[明瞭解析+良質問題]』を読み終えた後に読むことで理解が進みました。合計二回読みました。

『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[明瞭解析+良質問題]』

『この1冊で合格!ディープラーニングG(ジェネラリスト)検定 集中テキスト&問題集』の次に読みました。先に『この1冊で合格!ディープラーニングG(ジェネラリスト)検定 集中テキスト&問題集』を読んでいたためか、元々分かりやすく書かれているのか理解が進みました。

万能というわけではなく、『この1冊で合格!ディープラーニングG(ジェネラリスト)検定 集中テキスト&問題集』の方が分かりやすい箇所もあります。それぞれに良いところがあると思います。この本は三回読みました。

私が読んだのは第1版ですが今は第2版のため、下のリンクは第2版に修正しました。

『深層学習教科書 ディープランニングG検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版』

公式テキストです。推薦図書の一つです。6月になってから読みました。読むのが後になった理由は、単に届くのが遅かったからです。

公式テキストだからか、先に二冊を二回読んでいたからかは分かりませんが、ずいぶんと分かりやすかったです。一方で物足りなさも感じました。読み終えた最初の感想は「これだけでは合格には足りない」「先の二冊に比べて内容が薄い」でした。そのこともあって、一回しか読んでいません。

『徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 徹底攻略シリーズ』

推薦図書の一つです。実際に問題を解き始めたのは2022年6月27日とかなり遅いです。遅かった理由は、6月は通常月と比べてかなり残業が多く、家での勉強時間がとれなかったためです。

それでもさすがにやらないわけにもいかず、6月27日から7月1日にかけてちょっとずつこなしていきました。

難易度は高いように思います。しかし、試験と近い問題だったようにも思います。

通信教育

AIジェネラリスト基礎講座(G検定対応)

会社の通信教育制度を利用しました。6月5日から休みの日を中心に一気に見ていました。

本で補えない、理解しづらいところを動画で補おうという狙いで受講しました。知識を補うことに役に立ったと思います。

勉強の計画

初めての分野なので、勉強期間は約二ヶ月と考えていました。最初の一ヶ月はテキストを読み、残り一ヶ月は試験問題を繰り返すという計画です。しかし、これが大きく崩れました。

一番の原因は勤務地と残業時間です。6月の半分は通勤距離が片道30分以上追加でかかるところへ行くようになりました。残業時間は5月18時間、6月26時間です。5月の後半からは週に5-8時間の残業をしてました。

こうなってくると、行きはともかく帰りの通勤電車では本を読む力が出てきません。日が経つと、行きの通勤電車で本を読んでいても全然頭に入ってきません。帰宅後もです。おかげで問題集をすることがほとんどできなかったです。ちなみに昼休憩中は食後に寝ていました。勉強どころではなかったです。

勉強の方法

新しい分野を学ぶときは複数の本を読むべきだ。ということで、上記に書いたように複数の本を読んでいました。特にテキスト系は交互に複数回読み、さらに動画を見ることで頭の中になんとか定着させようとしました。

問題をして気づきましたが、知っていればすぐに解ける問題と、意味などを知った上で少し考えて解く問題がありました。本を交互に読み、さらに動画を見ることで、ある程度は頭にうまく刷り込めたはずです。

合格したからいいものの、問題集にもっと時間をかけることができれば試験中に焦らずできたなという後悔はあります。

試験中に感じたこと

とにかく時間が足りなくて焦りました。

持ち込みOKの試験ではあるのですが、キーワードをさっと検索して分かるものもあれば、そうでないものもあります。検索する知識も必要ですし、検索結果と問題と答えを見比べないといけません。そもそもの基礎知識が弱いと、調べてみても意味が分からない、答えが分からないことになります。

本で調べる場合は索引が重要です。索引にないキーワードもありますが、とにかく索引から該当のページを読んで、本の内容と問題文とを読み比べて意味が分かれば答えを絞れますし、意味が分からなければ運に任せるしかありません。さらに考えたところで分かるわけもないので割り切りが必要です。これだったらいまいち理解しづらいところに付箋を貼っておけば良かったと、試験中に後悔していました。

インターネットでの検索はざっと見て、ピンと来なかったら割り切った方が良いです。どちらで調べるにしても、自分の知識が弱ければ、勉強量が少ない状態で試験に挑めば、時間がなくなっていくだけです。

とにかく時間が足りません。調べれば調べるほど時間はどんどん過ぎていきます。問題数が非常に多いため、調べるにも割り切りが必要です。もちろん、基礎知識が多ければ多いほど調べる必要はないのですが、そんな都合の良いこともなく、60分くらいで非常に焦りました。しっかりと理解できていないところでは回答を絞り込めないからです。

問題は本の章ごとに出るわけではないので、キーワードの覚え方が弱いと頭がこんがらがりますし、その頭のこんがらがりをほぐそうとして調べ物をすると時間が全然足りません。私の場合は見直す時間がほとんどありませんでした。

調べなくてもすぐに分かる問題をできるだけ多く、確実にこなさなければ時間切れになります。
キーワードとキーワードの説明のくくりつけが弱い状態だと、選択肢を絞り込めず時間切れになります。

試験を終えた直後

「もっと時間が欲しかった。せめて見直す時間だけでも欲しかった。」そう思いました。多少の手応えはありましたが、自信は全くありませんでした。

さいごに

G検定はとにかく時間との闘いです。合格を運に任せたくなければ勉強量を積み上げて、運に頼る割合を減らすしかありません。

覚えるにしてもカタカナと英語の羅列です。隠れ層・中間層など同じ意味で扱われる日本語が二つ出てくる場合もあります。雑に覚えるのではなく、一つ一つしっかりと概念から理解しないと試験で焦ります。苦労します。

結果的に合格できましたが、これほど手応えのない合格はなかなかないと思います。

G検定が仕事でどう役に立つかは分かりません。しかし、『シン・ニホン AI×データ時代におけるニホンの再生と人材育成』でいうところのデータサイエンス力があるということを証明できるようになりました。

今の部署で分析系により力を入れることになるのか。社内転職をすることになるのか。社外へ転職をすることになるかはこれからです。

その後

令和5年12月22日にAI実装検定B級に合格しました。詳しくは、【試験資格勉強】AI実装検定B級に合格した話に書きました。

AI実装検定B級はG検定よりも一つレベルが下の検定です。G検定とAI実装検定は少し違います。以下はそれぞれの概要の引用です。

G検定

ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。

https://www.jdla.org/certificate/general/

AI実装検定

AI実装検定はAI技術者としてビジネスで活躍するための資格です。

https://kentei.ai/

検定試験の内容は概要のように異なっています。G検定で壁を感じたらAI実装検定B級に挑戦をしてもいいかと思います。

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