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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級経営戦略 令和元年後期 33問目

問題

問題33 企業間競争における戦略についての記述として不適切なものは、次のうちどれか。

ア.コスト・リーダーシップとは、競合他社よりも低いコストにより、生産や販売を行うことを追求する戦略のことである。
イ.規模の経済性を活かせば、製品1単位当たりの固定費は減少する。
ウ.累積生産量を多くすると、トータルコストを低減でき、マーケットシェア競争は激化する。
エ.コスト・リーダーシップを維持するためには、大幅な技術革新がない限り、習熟効果を活かし既存設備を使い続けることも必要である。

令和元年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略

解説

正解:ウ

標準テキスト第2版190ページにコスト・リーダーシップに関する記載があります。以下、引用します。

コストの低減率は、製品の累積生産量が倍加するごとに通常10%から30%下がるのである。BCGは、これを測定し「経済効果(経験曲線効果)」という形で示した。→図表9-5-2
経験効果には「生産規模の最も大きい企業は、最低のコストで最大の利益を上げる」という戦略的な意味合いがあるという。経験曲線を活用することで「競争関係の安定状況を予測し、マーケット・シェアが変化したことによる価値と成長率の影響を算出することができる」と主張した。

よって、選択肢ウが正解です。

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