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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級経営戦略 令和元年前期 6問目

問題

問題6 企業がイノベーションによって確立すべき戦略的優位性に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

ア.かつて米国市場において、日本の自動車メーカーは、従来の価格面での優位性から、高い品質や製品面での優位性を創りあげてきた。これは従来に比べて、競争上の優位性を追加・拡大したことになる。
イ.パソコンのマイクロ・プロセッサのように、特許により、参入障壁を築くイノベーションは、知的財産の法的保護による優位性を確立するものである。
ウ.衣料品の染色を最初の工程ではなく、最後の工程で行うといったプロセス・イノベーションは、複雑性による優位性を確立するものである。
エ.新しいコンセプトの製品を市場に投入した企業が、顧客の製品へのイメージや使用目的の大幅な変更を促し、それまでの競争ルールを一変させるといった形で競争優位性を確立することもある

令和元年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略

解説

正解:ウ

標準テキスト第2版129-130ページにイノベーションに関する記載があります。以下、引用します。

これまでも、技術のイノベーションは産業の発展や進化に大きな影響を与えてきた。イノベーションは、大きく2つの種類に分けられる。1つはプロダクト・イノベーションであり、それ以前の製品とはまったく異なる画期的な新製品を生み出す場合が多い。もう1つはプロセス・イノベーションであり、プロダクト・イノベーションのようにそのイノベーション以前の製品を一掃してしまうような画期的なものではないのが普通である。むしろ、生産ラインでの継続的で地道な改善活動努力の結果、劇的にコストダウンが実現できるというようなイノベーションである。

よって、選択肢ウが正解です。

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