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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級人事・人材開発 令和元年前期 17問目

問題

問題17 配置・異動に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。

ア.採用後に配置される職場を初任配置というが、採用職種を前提に初任配置及びその後のキャリア形成を行う職種別採用はほとんど普及していない。
イ.長期安定雇用を支える仕組みは、広範な人事異動と再教育システム及び後払い賃金と遅い昇進であったが、それらはグローバル化や技術革新が進む昨今においても競争力を高める有効な仕組みである。
ウ.転居を伴う転勤について、就業規則にその旨が記載されていても、家族の介護などの私生活で大きな不利益を来たす場合には、会社の人事権は制限される。
エ.人材確保難に伴い、勤務地、労働時間を限定した「多様な正社員」の活用が重要となってきているが、労働条件や福利厚生が整備された大企業では雇用形態の選択肢は広げやすい一方、中小企業等においては対応が困難なので望ましくない。

令和元年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 人事・人材開発・労務管理分野 3級 人事・人材開発

解説

正解:ウ

標準テキスト第二版110ページに異動命令権の法的考え方に関する記載があります。以下引用します。

人事権の濫用は禁止されており、労働者が通常甘受できる程度を越える不利益を被る場合には、会社の権限は制限される。いかがその不利益の例示である。
1 病人の家族の看護が避けられないなどの事情があって、私生活のうえで著しい不利益を被る異動である。
2 労働条件の面で不利益が著しい異動である。
3 思想・信条を理由とする異動、あるいは不当労働行為にあたる異動である。

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