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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級人事・人材開発 令和元年前期 32問目

問題

問題32 次の会話は、人材開発部門の若手スタッフであるA君とB君の会話の一部である。「経営研修ニーズとその取上げ方」に関する考え方として不適切なものは、次のうちどれか。

ア.A君:経営研修プログラムの開発は、ニーズの的確な把握からスタートしなければならないよ。ニーズの情報源は、当社の内部経営環境の他、まずマクロ経済の動向や、業界情報などの外部情報を慎重に分析する必要がある。
イ.B君:内部情報としては、当社の経営戦略、とりわけ人的資源・組織に関する方針を重視する必要があると思う。そしてオピニオン・サーベイの結果や、我々が行ったスキル・アセスメントの結果も重要な情報源となる。
ウ.A君:うん、情報が多くなれば色々なニーズが出てくることだろう。僕はできるだけ多くのニーズを盛り込んだプログラムを作るべきだと考える。そうすれば、社員による当社の問題点の共有化が進むことが期待できる。これは経営研修に託された大きな課題だよ。
エ.B君:緊急性や重要性などによってニーズを評価し、プログラムのテーマを絞り込むことも必要だと思うよ。それは、テーマの数が多くなれば焦点が分散し、研修効果を妨げることが心配されるからね。

令和元年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 人事・人材開発・労務管理分野 3級 人事・人材開発

解説

正解:ウ

標準テキスト第二版279ページに配分戦略に関する記載があります。以下引用します。

人材開発においては直接費用のみならず機会費用についても十分な配慮を行うことが重要であり、上述したようなマクロ統計や業界・競合他社との比較、さらには自社の過去実績を分析することによって、ゆうこうな資源配分を計画しなくてはならない。さもなければ業績不振に陥った場合に予算は大幅に削減され、人材開発はさほど重要でない一施策へと転落するであろう。

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