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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級マーケティング 令和元年前期 22問目

問題

問題22 バイクメーカーのX社は大型バイクに特化して販売を伸ばしてきた。X社のバイクは、1台当たり数百万円の高価格で販売されている。価格競争に巻き込まれることなく、高価格で製品を販売するためのX社の戦略として不適切なものは、次のうちどれか。

ア.季節によって異なる需要の強度に応じて、差別価格政策を行う。
イ.製品の差別化によって、他社製品との明確な違いを打ち出す。
ウ.ブランド・ロイヤルティを確立し、会員組織を通じた顧客との関係維持を図る。
エ.販売店の選別や教育を徹底して行う。

令和元年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 営業・マーケティング分野 3級 マーケティング

解説

正解:ア

標準テキスト第二版202ページに時間差別価格に関する記載があります。以下引用します。

販売促進またはその日の商品売り尽くしといった観点から、時間差を設定することにより価格を割引する政策がとられている。

実際の例として、「スーパーマーケットやデパ地下の生鮮食品売り場」、「コンサート・演劇・スポーツ観戦」、「テレビやラジオのコマーシャル」、「航空チケットの早割・早朝割引」が挙げられています。

どれもバイクメーカーに当てはまる内容ではありません。

ア以外は「高いものには価値がある」と思わせるために必要な政策です。高級ブランド品をイメージすると分かりやすいです。

イは、他社製品とは明確に異なることに価値があります。ウは、会員組織という特別な存在のメンバーになれることに価値があります。エは、満足度の高い接客を受けられることに価値があります。

アにはこれらの価値がありません。

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